「HAJIME-FACTORYについて」※制作の中で一番難しく時間が掛かるのは? Part-1
こんにちは。Hajime-Factoryです。
「制作の中で一番難しく時間が掛かるのは?」の再編集版です。
ちょっと前置きと説明が長くなりますので、お時間がある時に読んで下さい。
なぜ、再編集なのかと言いますと、ある方から
当工房のBlogをご覧頂き身に余る光栄な言葉を頂きました。
その方はモノ作りでも企業人としても有名な方で人生の大先輩でもあります。
そのような方から頂く言葉は身に余る光栄であり尚且つ深い言葉です。
そして、その方が当工房のBlogを良く見て頂いている中で「2018-03-05」に書いた記事やBlogについてご意見を頂きました。
そこで、そのBlog記事を再編集しました。
それに伴い一つのカテゴリーを追加します。
カテゴリーは「HAJIME-FACTORYについて」です。
以前からHAJIME-FACTORYについて(制作の事や動画の事など色々なカテゴリー)様々な素朴な質問を基にBlog記事を書きたいと思ってましたので「HAJIME-FACTORYについて」というカテゴリーを設け、素朴な疑問や、当工房の考え、また呟き的な記事を書いていきます。
カテゴリータイトルは途中変更するかもしれません(笑
スケールヘリ制作関連やボディ関連また近況報告などの記事では無いのでご興味がある方のみ読んで頂ければ幸いです。
それと、HAJIMEのBlogは文章も長いのですが写真も多いです。
その理由としてHAJIME-FACTORYは海外ファンの方が非常に多くFacebookやWebSiteを良く見ているようです。
その為、日本語が理解出来ない海外の方でもある程度、楽しめるように写真を多くしています。
まず今回は、「2018-03-05」に書いた「制作の中で一番難しく時間が掛かるのは?」を再編集して書いていきます。
再編集に伴い長くなりますので今回はPart-1、Part-2、Part-3と言ったシリーズ的に分けて書いていきます。
Part-1と言っても少々長くなりますのでお時間がある時でもご覧ください。
「制作の中で一番難しく時間が掛かるのは?」
これという一点だけを説明するのは難しいのですがその中で大きく分けて
「下地処理」
「ボディ修正」
「形状変更と合わせ処理」
「表面処理」
「表面均し」
と言った見えない部分や分かりにくい工程に最も時間が掛かるかもしれませんね。
この5項目について簡単に説明していきます。
まず「下地処理」ですが、ゲルコート仕上げがされていない生地ボディの合わせ目などのセンターラインを埋めてピンホールなどを丁寧に処理していきます。
下の写真はセンターラインを綺麗に埋めた状態です。
もちろん、尾翼などのグラスパーツも同じように処理していきます。
同時にピンホールなどの生地の粗を綺麗に消していきます。
中にはピンホールを超えたような粗があるボディもあります(-_-;)
このピンホールやグラス生地の粗を完全に綺麗にしてから次の工程へ進めます。
ここまで全ての工程でキレイになるまで繰り返し続けていきます。
カスタム制作の場合は、これに加えて不必要なラインなども全てパテで修正していきます。
キッドボディにはゲルコート仕上げで綺麗にしているボディもありますが、ここも個体差があったりボディやドアパーツなどパーツの歪みなどあります。
ボディに関しては手元に来てみないと本当に分かりません。
もちろん、キットボディの場合、窓などは開けらてませんし搭載するメカニック(機体)によってはボディのカットが必要になります。
HAJIME-FACTORYへ依頼がある殆どが電動駆動での制作になりますしメンテナンスが、やり易いように加工していきます。
下の写真はカットした状態です。
このままでは合わせ目が均等ではありませんので綺麗に処理をしていきます。
キレイに合いました(^^)
そして、カットした部分に縁(耳)を付けマグネットで取り外せるように加工します。
また尾翼の取り付けなども強度と重量などを考慮して取り付け方法考え制作していきます。
キッドボディは土台なども取り付けられてませんしパーツが最初から無いキットや、あったとしても機体に合わなかったり強度が無い土台が殆どなので、そのボディと機体に合った土台を制作します。
土台や同枠だけでなくボディによっては剛性が無いボディもありますのでグラスやカーボンで補強していく事もあります。
こう言った制作(工程)も下地準備で完成すれば見えなかったり分からない下地制作です。
カスタムスケールヘリを制作する上で重要な下地処理の簡単な説明でした。
次回は「ボディ修正」について少し書きたいと思います。