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Custom AH-1W 500size引き渡し及び制作工程


に続きパート4ですが記事の内容からタイトルを
Custom AH-1W 500size引き渡し及び制作工程に変更です。


昨年の12月も県外から多く来房されましたが
その中で12月30日に突然ご依頼者が片道4時間かけて来られました。

この日、他のお客様も来られてましたのでHAJIME-FACTORY冬の恒例としてお客様と外で焚き火をしてました。

全くの来房予約なしでしたし、ご依頼頂いてからお会いするのは初めてですので顔を見ても誰か分らずお名前をお聞きして初めて、ご依頼者のSさんだと分かりました。

工房へは突然、来房される初めての方もおられますがご依頼者では初めてでしたので本当にびっくりしました。

電話やメールでは何度も話をさせて頂いておりますがお会いするのは初めてです。





ご依頼頂いてたフルカスタムのスケールヘリは完成しておりSさんに連絡し引き取りか発送かをちょうど打ち合わせしている最中で、出来れば引き取りをお願いしSさんからも

「是非、HAJIMEの工房へは行きたいので出来るだけ年内に伺えるようにします」

と言うことでしたがお仕事柄お忙しい方でしたので年内に来られるかどうか分からずSさんからの連絡を待っている時でしたので本当にビックリしました。

Sさんは航空機関連のお仕事をされている方でヘリには非常に詳しい方です。

今まで2機のご依頼を頂いておりますがお会いするのは初めてなんですよ(汗


今回、引き取りに来て頂いたスケールヘリは






Full custom AH-1W SuperCobra 500size


AH-1W SuperCobraはHAJIME-FACTORYとして制作したカスタムスケールヘリの中でAIRWOLFに続き多い機種です。


塗装を主体としたカスタムも入れると10機以上あります。


カスタム内容や再現性また塗装など全て違います。


今回のFull custom AH-1W SuperCobraの制作テーマは

「現場に匂いがするコブラ」

というテーマです。









実機の現場を知っているSさんですので特に拘るのは

油と雨によって汚れたコブラですが

「汚れ過ぎない」「奇麗過ぎない」「油の流れ」「水垢」「錆」

が重要でタールの汚れなど底部の再現性も重視!






汚れを再現する為にはボディカスタムの再現性も重要になります。





そのご希望を全てお任せで制作となりました。

細かな指示や打ち合わせをしておらずテーマである

「現場の匂いがするコブラ」

という事だけです。

そこからご予算やご希望を把握し制作企画に入り
AH-1W SuperCobraの膨大に資料から今回のテーマに
合うコブラを探していきます。


そして、ホワイトボディから制作に入ります。

ここから制作段階に写真も含めて掲載していきます。
ブログに掲載するのは初めてかもしれません少し制作の流れを写真で簡単にご紹介します。



下の写真は制作開始の写真





ホワイトボディであってもVarioやHSの生地ボディとは違い既にライン溝などが再現されてますので実機とは違うラインなどは全てパテで埋めていきます。


余分なパーツは全て切り取ります。
余分と言うより位置が違う、大きさが違う、形状が違うパーツは切り取り全てワンオフで制作していきます。






パーツは全てハンドメイドになり特別な工具を使う事無く技術と感性だけで再現(制作)をしていきます。

非常に小さなパーツから大きなパーツまで全てハンドメイドです。







実機と比較しながらスケールボディの大きさと形状に合わせ出来るだけ違和感のないように制作します。


もちろん、微妙な形状やラインそして精度なども重要ですのでひとつのパーツ制作にも時間は掛かります。







下の写真はカスタム制作の70%が完成しサフェーサー状態の写真!








この状態になるまでに何度か打ち合わせをしながら制作していきます。

また、この状態でも違和感や再現性に問題ありと判断すればパーツの作り直しをする事もあります。






スキッド、機銃なども全てワンオフ制作しています。






そして、実機に近いカラーを配合しベース塗装です。








ここから「現場に匂いがするコブラ」

を再現する為の塗装に入ります。


この塗装の仕上げと再現性やバランスだけで今まで制作してきた
カスタムが活きるか死ぬかが決まります。







ウェザリング塗装を完全に再現するまでには日数が掛かります。







何度もやり直しなど実機を再現しますが、遠目で見て良くても近くで見ると駄目な場合もあります。

また、極端な汚れは単に汚いだけになったります。
自然に出来る実機の汚れとの差があると重量感が出ません。






油や水垢またタールなどの汚れや錆などもいかに実機感、重量感が出るかが勝負になりますし今回の制作にはリベット加工をしていませんので更に難しくなります。






カスタム制作全てに言えてますが
制作する上で最も重要な事は「技術」では無く

感性」と「情熱」と「拘り」です。

その中でウェザリング塗装は「感性」が全ての基本です。


そして、この状態から艶消しのウレタン塗装を施し完成となります。


もちろん、ディスプレイモデルではありませんのでRCスケールヘリとして完成に向けて進めて行きます。


そこで、今回RCモデルとして最も重視したのはローターです。


黒いローターが通常の500クラスのローターで白いローターが、今回、ハイプロの長瀬さんに無理を言ってワンオフで制作して頂いたローターです。






実機コブラの場合、ローターが太い!






そこを、どうしても再現したくて長瀬さんに無理を言いました。






単に太いだけでなくスケールローターとして準対称翼で制作!






もちろん、この長さと太さと形状で制作するのはHAJIMEとしても初めてで世界的にみても初です。

という事はRCとしてのフライト性能やセッティングは未知数ですので徹底的にテストフライトを繰り返しました。


機体テスト時の写真を撮影してません・・・


結果的に浮きも良く挙動も問題ありません。


モーターやバッテリーへの負荷また発熱などもOKです。


そして、このローターを搭載するんであれば実機コブラと同様にヘッドを高くしたいという事で荒木の親父さんに頼みシャフトを加工しヘッドの高さを上げました。









上がT-rex500ProのDFCヘッドです。






もちろん、リンケージやヘッドも変更しテストフライトを繰り返しセッティングしています。



そして完成したSさんの


Full custom AH-1W SuperCobra 500size












完成後、調整中のテストフライト動画です。





ちょっと長くなりましたが12月30日に無事に納入完了しました。


実際に見られたSさんから殆ど言葉が出ず一言

「凄いです・・・」と






もちろん写真や動画で完成したコブラを見られてますが実際に見ると更に感動されてました。

殆ど、その場から動かれず、ずっと眺めてました。







ゆっくりされる時間も無く3時間ほどの滞在で帰られました。







無事ご自宅に到着されコブラも無事との事で安心しました。

Sさん遠方からお越し頂きありがとうございました。

次回、春頃に是非ゆっくりお越し下さい。


そして・・・


もうお1人制作中のフルカスタムスケールヘリを
じっと眺めている方がいます。






眺めているのは・・・







制作中の・・・








Full custom AH-6 Killer Egg 600sizeです。







完成しましたらHAJIME-FACTORYのホームページのギャラリーに掲載していきます。


パート4も長くなりましたが久しぶりにフルカスタムスケールヘリのご紹介でした。


次回は



Comment 2

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敏ボー  

No title

綺麗過ぎない。汚れ過ぎない。
凄い要望にも、シッカリと対応できるんですね。

私も去年、
ハイプロの長瀬さんに、ベル222用のFRPローターを
要望を言って作って頂きました。
「撓るけど捻れないローター。」
駐機中は、垂れ下って・・・
ホバ中は、反り上がってて良い感じです。
実機風に塗装したいです。

2017/01/09 (Mon) 20:47

hajime  

No title

> 敏ボーさん
コメントありがとうございます。
凄い要望と言うより私たちも拘りますのである意味ご依頼者より凄い要望を出すかもしれません(笑
殆どのご依頼者は簡単な希望だけで後は当工房に全てお任せという感じです。
そこから、こういう感じでいきますか!という事をお伝えし制作を進めていくことご依頼者の方が「引く」場合があります(笑
実機に関しては多分ご依頼者より当工房の方が詳しいのと拘りがご依頼者を超えていると思います・・・

長瀬さんには、いつもご無理を言ってます。
「駐機中は、垂れ下って・・・ホバ中は、反り上がって」ですか!
いいですね~!創造しただけで興奮しますね。

2017/01/10 (Tue) 15:52

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