Hajime-factory Customize Heli
Airwolf 600 size
完成の詳細ページ更新前に記事として制作等について記載します。
今回、ご依頼者から持込のあった原型ボディであるAirwolf600sizeは
ボディの強度や剛性、作り、ディテールに問題点が多々ありました。
また、依頼者のボディは上部と底部に亀裂があり塗装だけでなく
FRPまで亀裂がありました・・・
あまりにも、作りが良く無かったのでHajimefactoryも
同じボディを購入してみましたが亀裂こそありませんが同等のボディでした・・・
そこで、このスケールボディを理想のAirwolf600sizeに仕上げる為に
「Hajimefactory Basic Full Customize Heli Airwolfの基本カスタマイズ以外に」
ボディ補強、ボディ形状やノーズ先端の形状変更、
引き込み脚の稼働変更及びボディ加工などを行い
通常より大幅に時間をかけ全く別物のAirwolfボディに仕上げました。
まず、上部の剛性補強です。
ボディ上部のメッシュ部分が殆ど破れグラスボディにも歪みがあります。
![]() | ![]() | ![]() |
この部分が剛性アップも含め裏側からカーボンで補強し、細い部分GFで補強してます。
この真ん中にCF補強してやる事により剛性がアップし歪みが無くなり
フライトに違いが出て振動も少なくなります。

また、ヘッドの開口部分も大きすぎます。
この部分もGFで開口部分を狭く加工しました。
メッシュ部分の形状が違いますので変更してます。
![]() | ![]() |
そして、引き込み脚の方向ですが、600sizeともなるとオレオ脚に負担が掛かります。
また、通常タイヤ系のスケールヘリは真っすぐ下ろすか、多少、前方にタキシング
をしながら下ろします。
その為、フロントの引き込み脚の駆動方法は手前に格納されるのでは無く
前方に格納される事が理想です。
このタイプのスケールボディは3つの脚が一つのサーボで格納するようになってます。
また、このタイプは引き込み脚のロック機構も無いのでサーボに負担が掛かります。
手前に格納方式であれば前方にタキシングをしながら下ろすと
格納される方向に力が働きサーボにかなりの負担が掛かります。
500クラスまでのスケールヘリであれば、まだサーボの大きさとトルクでカバー
出来ますが、600クラスや700クラスとなりとサーボへの負担も大きくなります。
そこで、オレオ脚の格納方向を前方に格納出来るように加工しました。
もちろん、実機も前方方法に格納されます。

ボディの剛性もアップさせるために、補強をしています。
その他、基本カスタマイズ以外に随所に渡り形状変更しました。
今回のスケールボディの利点は、やはり電動用に制作されている為に
バッテリー搭載が安易に出来るようにキャノピー部分の分割方式と
CNCオレオ脚が付属している事です。
また、今回のAirwolfは武装無しバージョンにしましたので、チェーンガンやADFなどの
武装を搭載しない変わりに、ボディ下側を劇中ウルフ同様にカスタマイズしました。
![]() |
![]() | ![]() |
今回のAirwolf600sizeにはコクピットを搭載。
コクピットの形状変更や搭載方法また加工など時間は掛かりますが、
搭載後は、やはりカッコいいですね~!
フライトの時はバッテリーの関係もあり、チェアー部分を取り外せるように
しています。そして、フライトが終わり部屋に飾って置く場合、チェアーも
取付ると、まさしく劇場のウルフです。
![]() |
![]() | ![]() |
![]() | ![]() |
そして、元のボディから言うと全く別物のAirwolfとして完成しました。
![]() | ![]() |